カフェの経営は学校じゃねんだよ。あらためて伝えたいこと

小さなカフェの開業・経営をアトオシするカフェナレッジです。AbemaTVオリジナルドラマの「会社は学校じゃねぇんだよ」を観て、いとも簡単に感化された私。今日は、「じゃねーんだよ」的な口調で進めていきますので、打たれ弱い人は閲覧禁止だよー。

カフェスクール

会社は学校じゃねんだよ

「会社は学校じゃねんだよ」の簡単なあらすじです。沢辺という有名起業家の本を読んで感銘を受けた主人公の鉄平は、その会社の門をたたきます。しかし、社内コンペで企画を出すもコネ入社の仕事ができない先輩にパクられ、さらに上司命令で嫌々ながら先輩の下についてサポートすることに。

そして、仕事で忙しい時に、その先輩からコンパ要因として駆り出されたあげく面白くないと殴られます。社長に直訴するも、先輩の父親は社会的に力があるから先輩の方が会社に貢献していると、鉄平はプロジェクトから外されます。

失望した鉄平は辞職を伝え、机に戻ると先輩から散々悪態をつかれます。完全に切れた鉄平は、先輩の胸ぐらをつかみ恫喝した後にこう叫びます。「会社は学校じゃねんだよ」「喧嘩しちゃいけないのが学校!」「喧嘩してでもなぁ、勝ったやつが上に立つのが会社だろう」「独立してお前らより先に奪われた企画を成功させてやる」と。

ここから汚いこともするしブーメランのように汚ねーこともされる「会社は学校じゃねんだよ」合戦がはじまります。

カフェの相談者に言いたいこと

定期的にカフェを開業したい方から相談されます。それ自体は嬉しいことで、できる限り力になりたいと思います。しかし、話を聞いていて、ナイーブというか、受け身というか、甘いというか、それこそ「カフェの経営は学校じゃねんだよ!」と言いたくなるようなことがあります。

アドバイスで凹むなよ

私がやんわりと思ったことを指摘しても、そんなこと聞きたくなかったような態度をとる人がたまにいます。「大丈夫だよ」「●●さんならできるよ」と言ってもらいたい気持ちが強い人は、経営者としてのセンスがないかもしれません。詳しく知りませんが、ローランドさんという方が「褒められたかったら二番手以降にいてください」と発言されていたようですが、まさにこのとおりです。他人から褒められてないと駄目みたいなタイプは経営者になってもつらいだけかと。ビジネスは、自己否定、自己研鑽の連続です。自分のプランの問題点や課題点などを発見、解決するためにアドバイスを受けるべきです。

カフェの本ぐらい読めよ

あまりにカフェの開業や経営の知識がないので、1冊でもそれに関する本を読んだことある?と聞きたくなることがあります。本当にカフェを開業したいなら、自主的に本ぐらいは読んでおけよと。百万単位、規模によっては一千万超えするビジネスをはじめるのに、1冊千円程度の本すら買い渋っているならお金の使い方に問題があります。

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良いものはどんどんパクれ

同業異業種問わず、自分のカフェに応用できるなと思ったら積極的にパクりましょう。パクることを躊躇する人が多いですが、著作権に抵触しない限りビジネスにおいてアイデアを真似してはいけないというルールはありません。その時は表面だけでなくカフェに応用する形でパクってください。たとえば、あるお店の壁画がいいと思ったら、そのお店と似たような壁画を描くのではなく、あなたのカフェにあった壁画にするということです。

勝てる場所で勝負しろ

資金力に乏しい個人が開業する無名のカフェは圧倒的な弱者です。強者がウヨウヨいる一等地で出店しても生き残れません。しかし、同じ実力でも相対的な評価で自分が上位になるような場所を選べば勝者にはなれます。夢だけではなく自分の実力を冷静に分析して勝てる場所で勝負しましょう。

お礼はきちんと言え

これは対面ではなくネット上で相談を受けた時の話ですが、質問だけして何のお礼もない相談者がいます。最低限のコミュニケーションができない人間は、接客業が向いていないのでカフェを開業しない方がいいです。

編集後記

最後の「お礼はきちんと言え」は学校っぽくなりました(笑)小さな個人のカフェでも開業したら経営者の仲間入りをするわけです。上記を守ることは当たり前であって欲しいと思います。

こちらも学校繋がりで読んでください。カフェの学校より費用対効果の高いお金の使い道を書いています。

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