カフェの学校のスクール代を私なら●●●に使います

小さなカフェの開業・経営をアトオシするカフェナレッジです。今回は、カフェ開業のための学校に通える資金があるなら、私ならそのスクール代をカフェの成功率を高めるために●●●に使いますという話です。

カフェ 学校

カフェの学校に通う必要はあるのか?

私は、飲食経験ゼロで、カフェの学校に通うことなくオーナーとしてカフェを開業しました。予備校の経営もしていたので、現場には立っていません。すべて独学です。さらに言うと、雇ったスタッフも飲食経験なしです。

※ここでカフェの学校とは、カフェの開業や経営に関する全般を学ぶもので、単発のセミナーではなく一定期間通うものとします。

それでもTVや雑誌、ラジオなどで取材されるほどの人気店になったので、必ずしも飲食経験やカフェの学校に通うことが必要とは思いません。ただし、金融機関から融資を受ける場合は、飲食経験がないことはディスアドバンテージとなります。

カフェの学校に通わなかったのは自分だけでなく、周りのカフェオーナーに聞いても皆無です。単発のセミナーに行ったことがある人はたまに聞きます。

今は昔と違って本当に多くの情報が本やネットなどから安価に入手できます。それに対して、学校にもよりますが全体的に費用が高すぎかと・・。

なお、みなさんが客の立場として考えれば分かるとおり、全てのフードが滅茶苦茶美味しくなくても最低限の味を満たせていれば流行っているカフェは沢山あります。

いまは料理のレシピは、本やネットなどでどんどんオープンになっています。寿司屋などを開業するのならともかく、カフェの学校に通ってレシピを習得したり、どこかで働いて修行したりしないと、カフェを開業できないと考えるのは、はやとちりです。

カフェ開業のための独学の流れ

カフェの学校を検討されている方の多くが何を勉強すればよいのか分からない。でもカフェを開業したいといった状況だと思います。

こういう時は、はじめにカフェ開業の全般を網羅した本を数冊読みましょう。頭が体系的に整理されて、不安が減り、かつ何を学べば良いのか分かるようになります。

その後に、料理や集客方法など、あなたにとって深堀する必要があるものを個別に学んでいけばよいのです。個別の内容であれば、単発のセミナーを受講するのもありですね。カフェの学校に行くより普通は安くなります。

カフェ本カフェ開業で失敗しないためにおすすめの本(専門書4冊)

同時に、特に出店を考えているエリアのカフェを巡って、成功しているカフェ、成功していないカフェの研究、特に一見して悪いところがないのにお客さんが少ないカフェの原因(仮説)を考えるのは勉強になります。

大の猫好きの私。窓越しに黒猫ちゃんがいるわーというだけで入ったカフェがあります。店内は高級感が漂いメニューも上質な紅茶や珈琲が揃っています。落ち着いていて雰囲気もよく入口のドアには黒猫のシルエットのシールが大きく貼ってあります。

気に入って時々行くのですが、お客さんが滅多にきません。最近は、カフェを売り出すチラシまで貼ってあります。どうしてこんなことになったのでしょうか?仮説を立ててみました。

理由

  • 猫が好きな人ばかりではない(猫好きに特化するなら猫カフェにする)
  • 猫がいつも入口近くにいるので、ドアを開けた時に外に飛び出すかも?という恐怖感がある
  • 外観が高そうだが、外のメニューに参考料金が書いていないので値段が不安
  • 高そうな椅子や机が猫の爪とぎでボロボロになっている

対策

  • 猫はお客さんが猫好きと分かった時点で、奥から猫を抱っこしてくる程度にする
  • 猫ではなく、高級のお茶や珈琲を飲めるということを売りにする
  • 外のメニューに参考料金を載せる。紅茶や珈琲の仕入れにこだわっていることを載せる
  • 猫のシルエットのシールを外してみる
  • 店内のインテリアは、高級感を保つ

正解が分からないのに仮説を考えて何になるのか?!というツッコミがあるかもしれませんが、いやいやビジネスのというのは、仮説→実行→検証→再仮説の無限ループですからね。正解がないことに慣れておきましょう。

カフェの調査の時には、メニューや価格の確認、そしてあわよくば、家賃や仕入れ先、ざっくりとした売上も尋ねるといいです。夕方ぐらいの暇な時間で、カウンターで話したら、ぽろっと言ってくれる場合がありますよ。

これらの実地調査は、どんなカフェを作るか決める上でなくてはならないものです。なぜならカフェのコンセプトは内部環境(自分が何がしたいか、できるかなど)だけでなく、外部環境も鑑みて決めなければならないからです。

カフェコンセプトカフェの開業でコンセプトが必要な理由と決め方(例文あり)

カフェのスクール代を立地・物件選びに使う

「ここにカフェの学校に通えるぐらいの資金があります。自由に使ってよいです。あなたならカフェビジネスの成功率を上げるために何に使いますか?」と質問されたら、私なら飲食店の立地・物件選びを専門家に依頼します。

いわずもがな飲食店において立地は重要な要素です。しかし、飲食店リサーチによると、約4割の飲食店が立地に「不満足」と回答。半分近くが場所選びに失敗しているありさまです。不満の理由の最たるものが「通行量が少ない」とのこと。これでは先行きが暗いですね。

一等地だと家賃が高く周りは強豪ばかりで、中小のカフェではとても太刀打ちできない。一方、単純に家賃が安いと人通りが少ない。答えとしては、一等地から外れ家賃は高くはなく、集客ポイントと集客ポイントの間にあり通行量があるようなお宝立地です。

私は毎日不動産屋のサイトを確認していて、視認性は少々悪いですが人通りもあり家賃も安い物件をたまたま見つけられましたが、素人がよい立地を見つけるのは結構難しいです。

変更がきかない立地について、物件を借りたあとに立地が悪い~、人が通らない~、家賃が高い~と嘆くより、お金を払ってでも、お宝立地を見つけてカフェを開業する方が賢明です。同じお金を使うならカフェの立地・物件選びの専門家に依頼することが、カフェの成功率を高める費用対効果の高いお金の使い道でしょう。

編集後記

私は、決してカフェの学校の存在を否定しているわけではありませんよ。多くの人が資金に余裕がない状況でカフェの開業を思案していると考え、このような記事を書いた次第です。