詳しい経歴

学生時代

大学に行けばなんとかなると言われ、それを信じて生ぬるい大学生活を送る。その最中にバブルがはじける。

バブルがはじけたことの意味も分からず就活を始めたが、会社説明会に参加して、自分が戦力にならないことを一瞬で悟る。説明会を途中で抜け出し、どうすれば一発逆転できるかを考え、その日のうちに大学院へ行くことを決意。

脈略なく大学院に行っては意味がないと考え、いきたい業界で有名な研究室をセレクト。その結果、東京から九州に引越すことになる。

それから、朝8時に研究所へ行き深夜に帰る生活を2年間ほぼ毎日続ける。
外部から来た学生にもかかわらず、大企業との共同研究を任される。誘いを断ってばかりいたので、その頃の悪ふざけたあだ名はチェリーボーイ。大学時代の友人が知ったら爆笑しただろう。それ位、生き方を変えた。

大学から離れた外部の研究所にたまたま配属され、多くの博士と交流する。自分よりはるかに優秀な方と接することで、思考回路がみるみる向上したのを実感。

コンサル社員

大学院卒業後は某コンサルタント会社に就職する。1年で普通の会社の3年位の労働密度の仕事を経験する。

「隣の芝生は本当に青かった」と退職した友人が口を揃えて揶揄するぐらいハードワークを経験。同期の友人は衆議院議員になっていたりする。この結果、効率的に仕事をすることを否応なく身に着ける。

2年目に主任に昇格。通常業務以外に、県内の国立大学の教授からの依頼を受け、県の補助金を得ながら学術研究・発表などを行う。その研究テーマと同じビジネスモデルは他社で事業化されている。

5年目には、社内初の大型施設整備のFS調査を担当し、ノイローゼ気味になりつつも報告書を仕上げる。この時に養ったキャッシューフローなどビジネスに必要な知識は、後の予備校やカフェの経営などの基礎になっている。

その後、不慮の事故に合い床に伏せるようになる。社長から直々の引き止めがあったが、いつ完治するか分からなかったので、会社を退職して、しばらく労災を受けながらの生活を送る。

予備校経営

この時に、予備校の経営をしていた妻が社員へのボーナスを払い過ぎたことにより数千万の借金を背負う。今までの人生で聞いたことのない話に衝撃と感動を覚えるとともに、余りのどんぶり勘定が心配になり、会計の知識があったことから経営をサポートするようになる。

総勘定元帳から全ての科目を洗い出し無駄な支出をカットし、負担となっている保険金の解約による返戻金収入に加え、1年当たり1,000万以上かけていた外注業務をITを駆使し、数か月で1人で終わらすなど、翌年には全額を返済する。これにより本格的に経営に参画するようになる。

当予備校は全国展開も果たし、既に十分な売上があったが、コンテンツの良さに比例して認知が十分にあったとは言えなかった。このため、HPの上位表示施策、過去問題集の発売、大手会社との業務提携、NHKの取材を得るなどのマーケティングの強化を図った。同時に社内業務の効率化を徹底した。

これらにより就任以来、売上微減傾向から一転、毎年の増収増益に大きく貢献する。最終的には2年間は売上が無くとも存続できる財務基盤まで固めた。

カフェ経営

途中、カフェを個人でオーナーとして立ち上げる。30人近く面接し、最終的には飲食経験なしの男性を店長として雇う。

絶対に「もう一杯いかがですか?」と言わない回転数を無視したお好きにどうぞの接客で、驚異のリピート、常連化によりオープンして6か月目にはオーナーとして利益を得るようになる。

固定費を安くしたい、でも立地は良くしたいと考え、街中の1Fの奥まった場所をテナントとして借りる。はじめはなぜこんな隠れた場所にしたのかと言われたが、集客できれば逆に利益率が高くなるとしか思わなかった。

宣伝のために、ヴィンテージの木造脚立を使った目につく看板を置き、オープンの際はタウン誌の担当者に来店してもらい、無料で雑誌掲載してもらったり、カフェのマスコット人形のぬいぐるみをつくり、祭の人出が多い時はそのカッコでチラシを配りまくった。

当時ターゲット層に人気のあったミクシィの地元カフェコミュニティーでのクスっと笑える店長のコメントも評判になり一見さんの集客につながった。

また内装工事費をできる限り安くするために、できるところは自分たちの手でやった。ただし、はじめて来店した方がパッと目を引き、お友達に自慢したい!紹介したい!と思って貰えるように、食器、ソファ、ランプ、本棚など居心地の良さの為の経費は惜しまなかった。もちろん味も外食三昧のオーナーにも満足する内容にした。

その後は店長などのゆるい接客が評判を生み、TV取材や雑誌取材も多数受け、その地域でのカフェでの認知を確立した。3年半後、営業権を売却する。

現在

現在は、予備校の経営を離れ、東南アジアを転々として日本にはないカフェ・飲食店巡りを楽しんでいる。2015年から2年ほど沖縄でインバンドの観光業を実施。

  • どんな人:あまりでしゃばらない2番手タイプ。他人と違う発想を好む
  • 得意なこと:キャッシュフローの作成、ビジネスの肝を捉えること
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