カフェの差別化は食事以外が大きなポイント

小さなカフェの開業・経営を応援するカフェナレッジのエスカーニョです。食事編に引き続き、店舗・インテリアなどに関するカフェのオリジナリティ(差別化)を出す視点について列挙します。

もはや食事が美味しければお客さんが必ず来るという時代ではありません。食事は普通でも繁盛している店は沢山あります。これは、食事以外の部分がとても重要だとも言えます。オーナー、店長ともに、飲食店未経験者であった私のカフェの事例をところどころ合わせて列挙しています。参考になればとても嬉しいです。

カフェインテリア

店舗・インテリア編

店舗ジャンル

ブックカフェ、猫カフェ、古民家カフェといったカフェのジャンルをはっきりさせることは有効です。そういったカフェの方が雑誌などの取材対象になりやすい側面があります。しかし、こういったカフェは、同じようなカフェが乱立したり、廃れたりするリスクがあるので、それだけが売りとならないように気をつけましょう。

椅子・ソファ

ファッション雑誌に載っているようなソファに座りたい、と思っているお客さんは多いです。皆が初期投資を抑えたいなか、少々高くても、見た目が良く座り心地抜群の椅子やソファを提供することは差別化に繋がります。VIP席的な位置づけで、全部ではなく一つ、二つ購入するのもありですね。私はある人気ブランドの椅子・ソファをまとめ買いしたので、割引だけでなく、そのショップにカフェのチラシを常時置かせてもらっていました。

みんなが見過ごしがちなカフェ内装デザインの差別化」で書いた通り、壁に力をかけないカフェが多いので、壁画を描くだけで大きな違いが生まれます。壁画でなくとも、デザイン性のある壁紙、額縁、ポスターなどを装飾するだけで他店との違いが容易に生まれます。

照明(ランプ)

壁と同じくらい照明に個性を出すカフェは少ないですね。私は色違い・形違いのビンテージランプを吊るしていました。自宅では、なかなか使えないような照明で空間を演出したいものです。なお、蛍光灯ではなく白熱灯を使ってください。立体感がでるので料理をより美味しく引き立てます。

食器

食器がおしゃれだと、食べ物やドリンクが一層美味しく感じられますよね。一般的に、業務用の食器を購入するカフェが多いですので、思い切って差別化のために有名ブランドを買うことをお薦めします。心理学用語でハロー効果と言われるのですが、有名ブランドを使うことによって、カフェのイメージが引き上げられます。私は、マリメッコイッタラのカップをフィンランドから輸入して揃えました。マリメッコで飲む珈琲は美味しい~とか、このカップかわいいーとか良く言われました。

小物

ちょっとしたアクセントとして、積み木、カードなどの小物をテーブルの上などに置くのも一つです。そういった単純なものでも、テーブルが盛り上がったりします。私は、積み木を最後まで上手に積み上げられたらチェキで写真を撮っていました。交換日記も置いてました。小さなカフェの場合、店長、スタッフとの交流がお客さんの楽しみでもありますから、これらはとても評判でした。

看板

看板は周りの店に埋もれては何の意味もないので、絶対に特徴を出すべきものです。黒板にチョークといったありきたりの看板が溢れるなか、私は木製の脚立を使った看板を作りました。カフェがビルの奥まった場所で外から店内の様子が分からなかったので、それが分かる画像のスライドショーの機器も設置していました。商売は目立って何ぼ、知ってもらって何ぼの世界です。

ユニフォーム

私はしていませんでしたが・・ 、私服だけでなく、例えば店のロゴの入ったオリジナリティのある服を着ているだけで、簡単に差別化が図れます。私服に気合を入れないで済むという利点もありますね(笑)もちろん、平凡なユニフォームなら作る意味がありません。インパクトのあるデザインで、確実に覚えてもらうことを意識します。

イメージキャラクターぬいぐるみ

店長の髪型、容姿をベースにした、ユルキャラのイメージキャラクターを作っていました。そのぬいぐるみを制作し、それを被って、祭りの人混みがあるときに街中を闊歩して店のチラシを配っていました。とにかく目立っていたので、随分とカフェの存在を知ってもらえました。

本・雑誌

美味しい珈琲と気持ち良いBGMとゆったりとしたソファに座りながら読書する。これもカフェを楽しむスタイルの一つ。本のジャンルを決めても、決めなくてもどちらでも良いと思います。写真集とかは置いているだけで、絵になったりしますね。私は、かなりの数の本を置いていて、読みかけで気になるなら、自由に持って帰って良いようにしていました。ほとんどの方は返しにまた来てくれますし、その時に自然とお客さんと話ができます。なお、間違ってもゴシップ雑誌は置かないように。カフェのイメージがいっきに俗っぽくなり、意図しない客層に変わってしまうかも。

BGM

体感や視覚だけでなく、耳からの情報も居心地の良さに影響を与えます。ここのカフェは、いつも良い音楽が流れているなぁといった印象がつくように選曲しましょう。あまり知られていませんが、スピーカーが天井にあって音楽が頭越しから流れてくるより、耳の高さから流れる方が人間は落ち着くというデータがあります。ご参考までに・・。

イベントなど

イベント

お客さんのなかには、ミュージシャン、ヨガインストラクター、講師などをされている方がいます。このような方とコラボでイベントを開催すると面白いです。お互いが相手方の集客力によって、新しいお客さんにアプローチすることができます。私は、音楽イベントのほかに、定期的に梅酒会をしていました。飲みやすいからか女性の参加者も多く、その後、常連客に繋がることが多くありました。個人的には、今なら落語が面白いと思います。最近の頭を叩いたり、誰かをバカにして笑いを取るお笑いが好きではない私にとって、落語の世界観は心が休まります。

年齢制限

親御さんによっては、子供・赤ちゃん連れが大丈夫かをお問い合わせする人がいます。意外とNGのところがあるので、カフェの雰囲気がよほど悪くならない限りは基本対応しましょう。もちろん、落ち着いた雰囲気を演出したいなら、騒がしい人はお断りといったルールを設けることも良いと思います。

営業時間

体力との相談にはなりますが、早朝・深夜営業は強みになることが多いです(※深夜0時以降に酒類を中心とした営業をする場合、警察署に「深夜酒類提供飲食店営業開始届書」の提出が必要になるのでご注意ください)。また、例えば周りの飲食店の定休日が月曜なら、あえて月曜を営業日にするのも一考です。私はこれを採用していました。どこも月曜が休みだからお客さんがこないかもしれないと心配しましたが、十分にお客さんは来てくれました。

タバコ

まだまだ喫煙者は多く、店内を禁煙にしたらお客さんが減ると考えている店長・オーナーは沢山います。それも分かりますが、個人的には健康面から禁煙が良いと思います。対策として、外でタバコが吸える環境を整えてみてはいかがでしょうか。その時は、扉を開けたら煙が店内に入ってくるというオチには気をつけてくださいね。

編集後記

差別化する視点は細かくみると沢山ありますが、まずはベース、モデルとなるカフェを決めると良いです。そして、居心地の良い空間を作るにはある程度のお金が必要です。また、それが独りよがりにならないためにも基本的な心理学を学ぶことをお薦めします。

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