カフェのレジなら無料で使えるPOSレジがおすすめ【軽減税率対応】

小さなカフェの開業・経営をアトオシするカフェナレッジです。もはや都内では導入していないカフェを探すのが困難なPOSレジ。今日はカフェにおすすめの無料で使えるPOSレジをご紹介します。

レジ

POSレジとは

POSレジとは、金額を手打ちしてお客さんの会計だけを行う従来型のレジスターと違い、商品(料理やドリンク)の販売記録を集計分析する機能や在庫管理機能、顧客管理機能などを有しているインターネットにつながった次世代型レジのことです。

インターネットに繋がっているので、外からでもスマホでリアルタイムの売上が分かり、POSレジの本体(iPadなど)をわざわざ自宅に持ち帰らないでも、自宅のPCで売上分析などができます。

POSレジには、「パソコン型」「ターミナル型」「タブレット型」があります。今回は導入コストが安く、操作性やデザイン性に優れていることから、飲食店での導入が増えている「タブレット型」のPOSレジについてお伝えします。

タブレット型POSレジは、iPadなどのタブレットにアプリをインストールするだけで簡単に利用できます(キャッシュドロアなどの周辺機器は必要です)。

ただ「POSレジで売上分析などができる!」と言われても正直よく分からないと思うので、百聞は一見に如かず。以下のリクルートが運営するPOSレジの「Airレジ」の説明動画(約1分30分)を観てみてください。


カフェにPOSレジを導入する4つのメリット

カフェにPOSレジを導入すると得られるメリットは沢山あります。POSレジはカフェや雑貨店などの店舗型ビジネスで最もその価値を発揮します。

会計・経理業務の時間を短縮できる

POSレジに、商品(料理やドリンク)の名前と料金をあらかじめ登録しておけるので、レジ担当者による金額の入力が不要となり、会計時間が短縮できます。カフェの営業後のレジ閉めも、基本的にキャッシュドロアの現金と合わせるだけです。

さらに、主要なPOSレジは、在庫管理機能を有し、クラウド会計ソフトとも同期ができるので、カフェの会計・経理業務全般の大幅な時間短縮がはかれます

カフェの売上データを収集・分析できる

POSレジは、売上データを収集(記録)するだけでなく、数タッチで月別、日別、時間別、商品別の売上、客数、客単価などの分析ができます。

たとえば「売上に貢献している商品を広告で押して、その逆の商品をメニューから外したり価格を変更する」など、分析結果を用いて、メニューや価格の見直し、訴求力のある広告の作成などが可能となります。

レジ担当者の誤入力や不正を防止できる

上述したとおり、POSレジに、料理やドリンクの料金をあらかじめ登録しておけるので、レジ担当者の打ち間違いによる計算ミスが発生しません。

料金を覚える必要がないので、慣れないスタッフでもスムーズにレジ対応を行うことができます。また、POSレジには、レジ担当者の履歴が残るので、レジ対応によるスタッフの不正防止に役立ちます

カフェの顧客満足度の向上をはかれる

主要なPOSレジは、クレジットカード決済や電子マネー決済など現金以外の支払サービスや、カフェの予約管理サービスとの連携が可能です。

顧客管理機能も有しているので、お客さんと話した内容や嗜好を記録しておけば、顧客満足度の向上に役立ちます

3大主要タブレット型POSレジの比較

3大主要タブレット型POSレジの「エアレジ(Airレジ)」「スマレジ」「ユビレジ(Ubiregi)」についてまとめました。マイナーなPOSレジは利用料が高い、かつ細かな機能は不要なので、小さなカフェには不向きです。

利用料と連携可能サービスなど

下表のとおり、どれも人気のあるPOSレジとあって、決済サービスやポイントサービス、クラウド会計ソフトなどとの連携が充実しています。

大きな違いとしては、エアレジのみ、1)利用料が無料、2)iOS(iPad)だけでなくアンドロイド機種にも対応、3)Alipay(支付宝/アリペイ)対応のモバイル決済サービスと連携可能、4)無料で予約管理システムと連携可能、となっています。
※中国からの訪日観光客を視野に入れている場合は、Alipay(支付宝/アリペイ)対応は必須です。

対応機種や利用料などの比較

POSレジ 運用会社 対応機種 利用料(税抜) サポート
エアレジ 株式会社リクルートライフスタイル iOS
アンドロイド
無料 ‣メール
‣チャット
スマレジ 株式会社スマレジ iOS 4,000円/月~ ‣メール
‣電話
ユビレジ 株式会社ユビレジ iOS 5,600円/月~ ‣メール
‣電話

※「スマレジ」「ユビレジ」の無料プランは、機能制限があり実用向けではないので表中には掲載していません。

連携可能サービスの比較

POS
レジ
決済サービス ポイント
サービス
予約管理
システム
クラウド
会計ソフト
エアレジ ‣Airペイ
‣モバイル決済
for Airレジ(アリペイ、LINEペイ、d払い)
‣Square
‣Tポイント
‣Ponta
‣WAONPOINT
レストランボード(無料 ‣Free
‣弥生シリーズ
‣MFクラウド会計・確定申告
‣TKC FXシリーズ
スマレジ ‣Square
‣Coiney
‣楽天ペイ
‣スマレジPAYMENT
‣Payment Meister
‣店舗独自のポイントカード
‣dodoポイント
トレタ(有料) ‣Free
‣弥生シリーズ
‣MFクラウド会計・確定申告
‣TKC FXシリーズ
ユビレジ ‣Square
‣Coiney
‣楽天ペイ
‣食べログPay
‣GMO Pallet
‣楽天ポイント トレタ(有料) ‣Free
‣弥生シリーズ
‣MFクラウド会計・確定申告
‣TKC FXシリーズ

※決済サービスは利用分に応じた決済手数料が数%発生します。
※ポイントサービスは、月額利用料とポイント分に応じたシステム利用料が発生します。
※予約管理システムのトレタは、月額利用料が発生します。
※クラウド会計ソフトは月額利用料が発生します。

周辺機器など

POSレジのアプリをインストールするタブレッドに加えて、導入時には周辺機器、運用時はレシートロールの購入が必要になります。

周辺機器料金の比較(税抜)

周辺機器 エアレジ スマレジ ユビレジ
レシートプリンター・キャッシュドロアセット 54,800円 54,700円 要問合せ
カードリーダー 実質無料 23,000円 要問合せ
モバイルプリンター(カード用) 36,900円 33,334円 要問合せ

※「ユビレジ」はお問合せにより値引きの可能性あり

MEMO

軽減税率対策補助金により実質負担金は上記の金額の1/3になります(但し平成31年9月30日までに事業完了に限る)。

カフェにおすすめのPOSレジ

Airレジ

言うまでもなくカフェにおすすめのPOSレジは「エアレジ」です。ただデメリットがあって、エアレジの商品登録数は400迄です。しかし、これに引っかかるカフェは稀ですよね。やはり多くのカフェでは、導入費用が安く、利用料が無料のエアレジが一番適しています。

  • POSレジアプリの利用料が無料
  • カードリーダー代が実質無料
  • 消費税の軽減税率に対応(2019年9月追記)
  • iOSだけでなく、アンドロイド機種にも対応
  • 日本で一番のシェアをほこる(2018年1月時点で333,000アカウント)
  • 唯一、中国最大手のAlipayの決済が可能
  • ホットペッパーグルメを運用しているリクルートライフスタイルが提供
  • 予約管理システムを無料で利用できる(他社の場合は「トレタ」との連携になり「トレタ」のベーシックは12,000円/月)
  • 予約管理システムがホットペッパーグルメと連携可能
  • 連携できる決済サービス(Squareを除く)や予約管理システムもリクルートライフスタイルが提供するものなので、それらを垣根なく利用できる
テキストのコピーはできません。