カフェ開業の学校に通う費用を私なら「極秘」に使います

小さなカフェの開業・経営をアトオシするカフェナレッジです。某有名カフェ学校の費用がネットに公開されていないので、パンフレットを取り寄せてみました。正直、びっくりする金額。今回は「カフェの学校に学費を払うよりはるかに費用対効果の高いお金の使い道」についてお伝えします。

カフェ 学校

某有名カフェ学校の費用を調べてみた

某有名カフェ学校の費用がHPに掲載されていなかったので、パンフレットを取り寄せて調べてみました。

この学費を高いと思うか普通と思うか、はたまた安いと思うかは個人が決めることですが、私的には凄く高いなぁと感じました。自分でカフェ開業のための学校を開催しようかな(笑)

カフェ学校の費用(一例)

コース区分(仮名) 期間 週回数 時間 学費合計
お試し 3カ月 週1 3時間 38万
基本 6カ月 週1 3時間 68万
オーナー 12カ月 週1 3時間 118万
オーナー速習 6カ月 週1 3時間 113万

※費用はパンフレットを取り寄せた2016年のものです。

そもそもカフェの学校に通う必要はあるのか?

私は、飲食未経験で、カフェの学校に通うことなくオーナーとしてカフェを開業しました。別に予備校の経営もしていたので、カフェの現場には立っていません。すべて独学です。さらに言うと雇ったスタッフも飲食経験なしです。

※ここでカフェの学校とは、カフェの開業や経営に関する全般を学ぶ学校で、単発のセミナーではなく一定期間通うものとします。

それでもTVや雑誌、ラジオなどで取材されるほどの人気店になったので、必ずしも飲食経験やカフェの学校に通って勉強することが必要とは思いません。ただし、金融機関から融資を受ける場合は、飲食経験がないことはディスアドバンテージとなります。

カフェの開業のための学校(教室、スクール、講座等含む)に通わなかったのは自分だけでなく、周りのカフェオーナーに聞いても同様です。単発のセミナーに行ったことがある人はたまに聞きます。

今は昔と違って本当に多くの情報が本やネットなどから安価に入手できます。それに対して、学校にもよりますが全体的に費用が高すぎかと・・。

なお、みなさんが客の立場として考えれば分かるとおり、全てのフードが滅茶苦茶美味しくなくても最低限の味を満たせていれば流行っているカフェは沢山あります。

いまや料理のレシピは、本やネットなどでどんどんオープンになっています。寿司屋などを開業するのならともかく、カフェの学校に通ってレシピを習得したり、どこかで働いて修行したりしないと、カフェを開業できないと考えるのは、少々はやとちりです。

カフェ開業のための独学の流れ

カフェの学校を検討されている方の多くが何を勉強すればよいのか分からない。でもカフェを開業したいといった状況だと思います。

こういう時は、はじめにカフェ開業の全般を網羅した本を数冊読みましょう。頭が体系的に整理されて、不安が減り、かつ何を学べば良いのか分かるようになります。

その後に、料理や集客方法など、あなたにとって深堀する必要があるものを個別に学んでいけばよいのです。個別の内容であれば、単発のセミナーを受講するのもありですね。カフェの学校に行くよりトータルの費用は、普通安くなります。

カフェ本カフェ開業で失敗しないためにおすすめの本(専門書6冊)

同時に、特に出店を考えているエリアのカフェをがんがん巡りましょう。半日ぐらい居座ったら何となく見えてくるものがあります。成功しているカフェ、成功していないカフェの原因を探りましょう。

下記のように、特に一見して悪いところがないのにお客さんが少ないカフェの原因(仮説)を考えるのは勉強になります。

大の猫好きの私。窓越しに黒猫ちゃんがいるわーというだけで入ったカフェがあります。店内は高級感が漂いメニューも上質な紅茶や珈琲が揃っています。落ち着いていて雰囲気もよく入口のドアには黒猫のシルエットのシールが大きく貼ってあります。

気に入って時々行くのですが、お客さんが滅多にきません。最近は、カフェを売り出すチラシまで貼ってあります。どうしてこんなことになったのでしょうか?仮説を立ててみました。

原因

  • 猫が好きな人ばかりではない(猫好きに特化するなら猫カフェにする)
  • 猫がいつも入口近くにいるので、ドアを開けた時に外に飛び出すかも?という恐怖感がある
  • 外観が高そうだが、外のメニューに参考料金が書いていないので値段が不安
  • 高そうな椅子や机が猫の爪とぎでボロボロになっている

対策

  • 猫はお客さんが猫好きと分かった時点で、奥から猫を抱っこしてくる程度にする
  • 高級のお茶や珈琲を飲めるということを売りにする
  • 外のメニューに参考料金を載せる。紅茶や珈琲の仕入れにこだわっていることを載せる
  • 一旦、猫のシルエットのシールを外してみる
  • 新品に買い替え、店内のインテリアの高級感を保つ

正解が分からないのに仮説を考えて何になるのか?!というツッコミがあるかもしれませんが、いやいやビジネスのというのは、仮説→実行→検証→再仮説の無限ループですからね。正解がないことに慣れておきましょう。

カフェの調査の時には、メニューや価格の確認、そしてあわよくば、家賃や仕入れ先、ざっくりとした売上も尋ねるといいです。夕方ぐらいの暇な時間で、カウンターで話したら、ぽろっと言ってくれる場合がありますよ。

これらの実地調査は、どんなカフェを作るか決める上でなくてはならないものです。なぜならカフェのコンセプトは内部環境(自分が何がしたいか、できるかなど)だけでなく、外部環境も鑑みて決めなければならないからです。

カフェコンセプトカフェの開業でコンセプトが必要な理由と決め方(例文あり)

カフェの学校ではなく立地・物件選びに使おう

「ここにカフェの学校に通えるぐらいの資金があります。自由に使ってよいです。あなたならカフェビジネスの成功率を上げるために何に使いますか?」と質問されたら、私ならカフェの立地・物件選びを専門家に依頼します

いわずもがな飲食店において立地は重要な要素です。しかし、飲食店リサーチによると、約4割の飲食店が立地に「不満足」と回答。半分近くが場所選びに失敗しているありさまです。不満の理由の最たるものが「通行量が少ない」とのこと。これでは先行きが暗いですね。

私は毎日不動産屋のサイトを確認していて、視認性は少々悪いですが人通りもあり家賃も安い物件をたまたま見つけられましたが、素人がよい立地を見つけるのは結構難しいです。

したがって、後から嘆くよりお金を払ってでもお宝立地を見つけてカフェを開業する方が賢明です。同じお金を使うならカフェの立地・物件選びの専門家に依頼することが、カフェの成功率を高める費用対効果の高いお金の使い道でしょう。

編集後記

私は、決してカフェの学校の存在を否定しているわけではありませんよ。多くの人が資金に余裕がない状況でカフェの開業を検討している思い、このような記事を書きました。参考になれば幸いです。

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