その手があったか!カフェのテナントの家賃が半分になる方法

お好み焼き看板
※写真はイメージです

オーラ!小さなカフェを開業・経営する方を応援する「カフェナレッジ」のエスカーニョです。今回の記事は、堅実なエスカーニョにしては、ちょっとキャッチーなタイトルにしました(笑)

テナント代が半分になる?そんな裏ワザがあるのかと思われる方・・、それがあるんです!私は、それをある沖縄のお店で知ることになりました。

形見を掲げるお店

お酒を飲んだ後に、なんだかお腹空いたなーと思って、ぶらぶらしていたら、お好み焼きと書いた看板があったので入店。受け取ったメニューを見ると、どうみてもお好み焼きがない。あれ~、私の見間違いかなーと思って、適当に一品料理を注文。そして、食べている間に気づく・・・。お好み焼き用の鉄板が置いてあるじゃないか?!すかさず尋ねる。

「なんで、お好み焼き用の鉄板があるのに、メニューにお好み焼きがないんですか?」

「お昼はお好み焼き屋だったんですよ。」

「(今は夜しかしてないのか)そうなんですか。でもそうなら、せっかく鉄板もあるんだし、お好み焼きも出せばいいじゃないですか。食べたいですよー。」

「私はお好み焼き作れないんですよ。」

「(え??)さっき、お昼はお好み焼き屋だったって言いませんでしたか?作れないってどういうことですか??」

「お昼は別の方がお好み焼き屋をしていたんです。」

「(なるほど)一つのテナントを別の方とシェアしていたんですか?それは面白いですね。そういうのはじめて聞きました。あれっ?でも、外にお好み焼きの看板ありましたよね?」

「あれは、止めた人の代わりに私が出しているんです。ここに確かにあったんだという証拠として、忘れないよという思いを込めて、看板を出しているんです。」

「そうなんですか・・・・(泣)」

どうやら、その方は売上が上がらず店を止めたそうです。簡単な思いでお店を開く人はいませんし止める時は辛かったでしょう。その方が今も自分の看板が掲げられていることを知っているかは分かりませんが、この主人のはからいに心温まる気持ちになれました。

頭は柔軟にありたい

それ以来、一つのテナントをシェアしているお店に幾つか遭遇しています。これは家賃の負担を減らすために有効な手段だと思います。家賃は、折半もしくは時間数によって按分もしくは相談して決めればいいですよね。ガス代などの水道光熱費はメーターを記録すれば大丈夫でしょう。

カフェの場合、夜の時間をバーとして誰かに運営して貰ったり、あなたが夜も営業するつもりなら誰かにモーニングを運営して貰うのも一つでは?

もちろんテナントの大家が又貸し的な行為だと目くじらを立てるかもしれません。しかし、幾つかの飲食店に聞いたところ、大家に入るお金が減る訳ではありませんし、いちいち又貸しだと思う人もいないそうです。こういった寛大な大家は大好きですね。大家の繁栄は、貸している店舗の繁栄と一蓮托生です。

実際にするかしないかは別として、こういったやり方もあるだな~と頭の隅っこに入れておいて貰えたら嬉しいです。何かの発想の元になるかもしれませんよ。そうそう、定休日に料理教室として誰かに運営して貰うのもありですよね。頭は柔らかくー!

追加情報
「スペースの貸し借りを簡単に」をテーマとした空きスペースのマッチングサービス(スペースマーケット)が最近はじまったようです。Airbnbみたいなサービスですね。定休日のスペース貸しに使えそうです。ぜひ登録しちゃいましょう。

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