小さなカフェの開業・経営をアトオシするカフェナレッジです。同業だけでなく異業種の経営者から学ぶことや気づきをもらえることは沢山あります。ただし、経営者と話す際に、経営について基本的な知識を身につけていないと話についていけないことがあります。経営分野の本は権威を誇示したいのか小難しく書いてある本が多いです。その中、私が実際に読んでみて、非常に分かりやすかった本を紹介します。
経営の本
稲盛和夫の実学(稲盛和夫)
筆者の稲盛さんは、京セラやKDDIなどを創業し、JALを再建された現代の経営の神様と呼ばれる人です。今まで数多の本を読んできましたが、この本を読んだ時の衝撃は凄まじかったです。3回は読み直しました。この本のお陰で、予備校経営、カフェ経営、観光ビジネスなど、全ての商売で結果が出せているといっても過言ではありません。経営の本質たるものが脳に突き刺さる、誰もが認める名著です。
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門(森岡毅)
マーケティングという言葉は頻繁に聞きますが、正直に言うとよく分からないという方が多いのではないでしょうか。窮地にあったユニバーサル・スタジオ・ジャパンを「マーケティング」を重視する企業に変えV字回復させた立役者の森岡毅さんが、高校生の娘さんにも分かるように書いた本です。マーケティングの入門書として色々なところで紹介されています。
君主論(ニッコロ・マキャヴェリ)
1532年に刊行されたフィレンツェ共和国の外交官であったマキャヴェリによる著作。君主たるものが権力をいかに維持・伸長すべきかを説いた本です。「愛されるよりも恐れられる方がはるかに安全である」この一節を読んだときは色々なシーンが浮かんだものです。部下のマネジメント本として今なおこの古典書が読み続けられているのは、時代が変わろうとも人間の本質は変わらない証だと感じます。
編集後記
改めて読み返してみましたが、どれも全く色褪せない本ですね。類似本は腐るほどありますが、やはり超一流の本物が書いたものには勝てません。はじめて経営の本を読む方にはうってつけの本です。カフェの開業や集客に関する本は下記をお読みください。
カフェ開業で失敗しないためにおすすめの本(専門書6冊)