小さなカフェの開業・経営をアトオシするカフェナレッジです。
カフェを開業して、仕入(経費)の支払い用に、すぐにカードを持ちたいけど、審査を待ってられない、与信がないから審査に通るか不安という方がいるかと思います。
今回は、このような方におすすめの審査不要のビジネスカードを紹介いたします。
個人クレジットカードとビジネスカードの違い
まず個人のクレジットカードは分かるけど、ビジネスカードって何?という方も多いと思いますが、基本的な機能は同じです。
ビジネスカードは、個人クレジットカードを事業向けに特化したものと考えてください。違いは大きく3つあります。
ビジネスカードと似たようなカードとして、コーポレートカードがありますが、こちらは「大企業向け」です。本カフェブログの読者さんは、「個人事業主や小規模な法人向け」のビジネスカードとなります。
1.カフェスタッフ用の追加カード発行をできる
ビジネスカードはカフェスタッフ用のカードを追加で発行できるので、毎回スタッフにオーナー用のカードを渡さなくても大丈夫です。
2.利用限度額が高めに設定されている
個人用クレジットカードと比較して、ビジネスカードは限度額が高めに設定されているケースが多いです。
3.ビジネスに役立つ付帯サービスの提供
ビジネス用のカードのため、ビジネスに役立つ付帯サービスが充実しています。
カフェの仕入(経費)にビジネスカードを使うメリット
カフェの仕入れにビジネスカードを使うメリットは以下の通りです。
- レジでの支払いがスムーズになる
- 現金の管理がラクになる
- 支払いの度にポイントが貯まる(キャッシュバック)
- 支払い明細書で支出をまとめて把握できる
- プライベートとビジネス用の支払いを明確に区分できる
カフェのビジネスカードの選び方
カフェに使うビジネスカードは、次の4つの視点で選びましょう。
1.ビジネスカードの年会費
ビジネスカードの年会費が経費で落ちるとしても、できる限り出費を抑えるのはビジネスの基本です。入会金・年会費ともに無料が望ましいです。
2.ビジネスカードの審査の通り易さ
実績のない個人事業主は、審査が通りにくいです。審査が緩いビジネスカードを選びましょう。
3.ビジネスカードの利用限度額
利用限度額(利用可能枠)が低すぎると結局現金で支払うことになり元も子もありませんので注意しましょう。
4.ビジネスカードのポイント還元率
ビジネスカードの一般的なポイント還元率は、だいたい0.5~1.0%です。年会費が無料で還元率が0.5%なら十分と考えてOKです。
年会費無料のビジネスカードの比較
小規模のカフェを想定して、年会費無料の代表的なビジネスカードを比較します。
マネーフォワード ビジネスカードはプリペイド式を選択すれば審査不要です。プリペイド式とは、スイカのように事前にお金をチャージしておき、チャージした金額の範囲内で買い物ができるものです。
マネーフォワード ビジネスカード以外は、本人確認書類の提出が必要となります。つまり、代表者個人のこれまでの与信情報で審査が判定されることになります。
主な個人事業主向けビジネスカードの比較
カード名 | 年会費 | 審査 | 利用限度額 | ポイント還元率 |
---|---|---|---|---|
三井住友カード ビジネスオーナーズ | 無料 | 本人確認書類の提出 | 最大500万円※審査による | 原則0.5% |
NTTファイナンス Bizカード | 無料 | 本人確認書類の提出 | 40/60/80万円※審査による | 1% |
マネーフォワード ビジネスカード | 無料 ※直前の1年間で1度も支払い実績がない場合、1,000円+税 | プリペイド式のため審査不要(後払い式は要審査) | 原則最大5,000万円 | 原則1% |
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 無料 | 本人確認書類の提出 | 30万円~500万円※審査による | 原則0.5% |
※データは2024年9月現在
カフェでおすすめのビジネスカード
すぐにカードを持ちたくて、個人の与信審査が不安なカフェのオーナーさんにおすすめのビジネスカードは「マネーフォワード ビジネスカード」一択です。
※なお、上の画像で法人カードと書いていますが、法人だけでなく個人事業主でも利用できますので安心してください。
2つ注意点があります。1つは「プリペイド式」ではなく「後払い式」を選択した場合、他のビジネスカード同様に個人の与信審査が必要となります。
もう1つが、年会費について2年目以降、直前の1年間で1度も支払い実績がない場合、1,000円+税がかかります。しかし、一度も支払いがないことは考えにくいので実質無料と言ってよいでしょう。
マネーフォワード ビジネスカードがおすすめの理由
理由をまとめると以下のとおりです。
- 入会金・年会費が実質無料である
- プリペイド式を選択すれば審査がなく直ぐに発行可能
- 年会費が実質無料なのにポイント還元率が1%もある
- 十分な利用限度額である