カフェの仕入(経費)で使える賢いクレジットカードの選び方

小さなカフェの開業・経営をアトオシするカフェナレッジです。カフェの仕入(経費)の支払いでは、ポイントも貯まるし、クレジットカードを使いたいですよね。

しかしクレジットカードは種類が沢山あって、どれにすべきか悩む人が多いのではないでしょうか。今回はカフェに適したクレジットカードの選び方とおすすめのクレジットカードを紹介します。

クレジットカード

カフェの仕入(経費)にクレジットカードを使うメリット

はじめに、カフェの仕入(経費)の支払いにクレジットカードを使うメリットをまとめておきます。

  • レジでの支払いがスムーズになる
  • 現金の管理がラクになる
  • 支払いの度にポイントが貯まる(キャッシュバック)
  • 支払い明細書で支出をまとめて把握できる
  • クラウド会計ソフトと合わせると経理(帳簿)がラクになる

最後の項目を補足すると、クラウド会計ソフトは、自動でクレジットカードの支払い履歴のデータを引っ張ってきて、さらにそれを自動で仕訳してくれます。これにより、帳簿の時間が大幅に短縮されます。

ただし、クラウド会計ソフトによっては連携できないクレジットカードがあります。詳しくはこちらをお読みください。

カフェ会計ソフトカフェの会計がぐっと楽になるクラウド会計ソフト

クレジットカードの現金化の誤解

クレジットカードは「クレジットカードの現金化」が規約で禁止されています。違反していると見なされた場合、クレジットカードの利用を停止されてしまいます。

クレジットカードの現金化とは、クレジットカードで換金性のある高級腕時計などを購入し、それを業者に売却して現金を得る行為を言います。街金への返金のために急ぎで現金が必要な人などがやってしまい、問題となっている行為です。

これをもとに幾つかのブログでは、個人事業主が個人向けクレジットカードで商品や原材料の費用を支払うことは禁止されている。よって、法人(ビジネス)向けのクレジットカードを利用すべきと説明しています。

しかし、これは誤りです。確かにクレジットカード会社から見れば、「クレジットカードの現金化」なのか、ビジネスとして商品や原材料の支払いにクレジットカードを使っているかの判断は難しいでしょう。

けれども、禁止しているのはあくまで「クレジットカードの現金化」です。万が一、電話で質問を受けた場合は、カフェのビジネスをしていると伝えれば大丈夫です。

そもそも、商品や原材料の費用の支払いとは、カフェでいうとビールやワイン、コーヒー豆、茶葉、食材などを購入することが該当しますが、これらの換金性はよくないですよね。。したがって、はじめから目を付けられないと思います。

MEMO

なぜ、わざわざ個人事業主に法人(ビジネス)用クレジットカードを紹介しているブログがあるのでしょうか?聞くところによると、その理由は、法人用クレジットカードを申し込んでもらえると高額のアフィリエイト手数料をもらえるからのようです。

追記:個人向けのクレジットカードで携帯代を支払う時、一部しか経費にならず、法人(ビジネス)用クレジットカードで支払えば全額が経費になるので、法人用のクレジットカードの方が節税に有利という記事を見かけました。

しかし、まあ法人用クレジットカードを申し込んで貰いたいとはいえ、ここまででたらめな記事をよくまあ書けるものですね。完全に誤りです。

私用で使っている分は、事業で使っていないわけですから、当然その分は経費として落とせません。クレジットカードの種類に関係なく、税法上、経費として落とせるのは事業用として利用した分だけです。

カフェ(個人事業主)のクレジットカードの選び方

カフェの仕入(経費)の支払いに使うクレジットカードは、次の5つの視点で選びます。

クレジットカードの年間費

クレジットカードの年間費が経費で落ちるとしても、できる限り出費を抑えるのはビジネスの基本です。入会金・年間費ともに無料が望ましいです。

クレジットカードの審査の通り易さ

実績のない個人事業主は、クレジットカードの審査が通りにくいです。審査が緩いクレジットカードを選びましょう。

MEMO

現在、会社員であるならすぐに申し込むことをお勧めします。個人事業主より、会社員の肩書の方が圧倒的に審査に通りやすいからです。

クレジットカードの利用限度額(ショッピング)

利用限度額(利用可能枠)が低すぎると結局現金で支払うことになり元も子もありません。年間費が高い場合ほど、利用限度額が高額になる傾向があります(利用限度額が実際にいくらになるかは、申請者の与信力によります)。

クレジットカードのポイント還元率

クレジットカードのポイント還元率は、だいたい0.5~1.5%です。年間費が有料のクレジットカードも含め、ほとんどのクレジットカードのポイント還元率は1%です。年間費が無料で還元率が1%なら十分と考えてOKです。

クレジットカードの特典

クレジットカードによって、マイレージがたまるなど様々な特典があります。カフェの場合は、大手ECサイトでクレジットカードを利用することで有利なメリットがあるかが焦点になります。

今は、楽天市場やアマゾンなどといった大手ECサイトで数多くの商品を購入できる時代。値段も競争にさらされている分、実店舗より安いショップが多いです。ネットでポチッと購入ボタンを押したら郵送で届くECサイトは、忙しいカフェのオーナーにとって利用頻度が高いサービスです。

主な個人向けクレジットカードの比較

カード名 年間費 審査 利用限度額 ポイント還元率 特典
楽天カード 無料 とても緩い 最大100万円 1% 楽天グループなどで使うとポイント還元率がアップ
Yahoo!JAPANカード 無料 とても緩い 最大100万円 1% ヤフーショッピングなどで使うとポイント還元率がアップ
エポスカード 無料 緩い 最大100万円 0.5% たまるマーケットなどで使うとポイント還元率がアップ
イオンカード 無料 緩い 最大100万円 0.5% イオングループなどで使うとポイント還元率がアップ
Amazon MasterCard クラシック 1350円(初年度&年1回以上で無料) 厳しい 最大80万円 1% Amazonなどで使うとポイント還元率がアップ

※データは2019年6月現在

カフェでおすすめのクレジットカード

楽天カード

カフェでおすすめのクレジットカードは「楽天カード」一択です。今まではAmazonのポイント還元率が高いカードと悩むところでしたが、楽天が生鮮食品を扱う「楽天西友ネットスーパー」を始めたので、現在は「楽天カード」一択です。

楽天カードがおすすめの理由

理由をまとめると以下のとおりです。

  • クレジットカードの入会金・年間費が無料である
  • 他のクレジットカードと比べて、審査がとても緩い
  • 年間費が無料なのにポイント還元率が1%もある
    (100円支払うと楽天スーパーポイントが1ポイント手に入る)
  • 楽天市場や加盟店などで利用すると、ポイント還元率が最大3倍になる
  • 個人事業主レベルのカフェでは十分な利用限度額である

一般的な与信力のある人( クレジットカードや消費者金融の利用歴に問題がない人)が楽天カードに申請した場合の利用限度額は月50万前後です。仮にカフェの売上が年間1千万円で、原価率を40%とした場合は月約33万、原価率を50%とした場合は月約41万の利用限度額があれば大丈夫です。

楽天スーパーポイントの使い道

楽天スーパーポイントは1ポイント=1円相当として利用できます。楽天市場、楽天ブックス、楽天トラベルなどの楽天グループ、マクドナルド、プロンプト、ミスタードーナツなどの提携先店舗で利用可能。またANAマイレージなどにも交換可能です。

クレジットカードの審査を通り易くする方法

クレジットカードの申し込み時に申告する項目が幾つかありますが、このうち「リボ払いの設定」を「申し込まない」、「キャッシング(借金)枠の設定」を「0円」にすると審査が通り易くなります。

また、「他社からのお借入金額」では、奨学金の場合は「ローンなし」と記入しても大丈夫です。奨学金は審査の際には無関係となるので、申告する必要がないのです。

編集後記

カフェで使うクレジットカードと私用で使うクレジットカードは明確に分けましょう。何に使ったのか分からなくなったり、記帳ミスにつながります。