小さなカフェの開業・経営をアトオシするカフェナレッジです。本日は、カフェ内装一括見積りサイトを運営されているGoalSeekの外間さんとの対談記事です。
カフェの開業では、初期コストを抑えることがとても大事ですが、カフェ内装一括見積りサービスを利用することで内装工事費を適正に抑えられます。
本記事では、次の事が分かります。
- カフェ内装一括見積りサービスの仕組み
- カフェ内装一括見積りサービスがおすすめな理由
- 内装業者に好かれる見積もりの依頼の仕方
以下、カフェナレッジをC、外間さんをHとします。
カフェ内装一括見積りサービスの仕組み
C)はじめにカフェ内装一括見積もりサイトを運用する前には何をされていたのですか?
H)NECに15年ほど勤めていました。主に金融系のシステムエンジニアとして働いていました。
C)当時のNECといえば皆が羨む大企業ですが、なぜ転職されたのですか?
H)システム開発の目的は、結局は合理化のためで、要するに、クライアント先の従業員を減らす方向なんです。それよりは、同じ仕組み作りでも、売上を上げるマーケティングに魅力を感じたからです。
C)なるほど。カフェ内装一括見積もりサイトをはじめられて何年経ちますか?
H)カフェ内装が6年目、最初にはじめた美容室内装が9年目になります。※2019年現在
C)ネット系のサービスとしては結構長いですよね。サービスについて教えてもらえますか?
H)簡単にいうと、カフェ内装工事の一括見積もり代行ですね。お客さんの内装の要望を複数の提携内装業者さんに伝え、その業者から見積もりをまとめて得て、それをお客さんにお渡しし、お客さんはその中から業者を選別することができます。もちろん気に入らなければ全て断ってもOKです。内装業者にとっては営業の手間が省けて、私は成約したら紹介料を頂くといった流れです。成約しても成約しなくても、お客さんからお金を頂くことは一切ありません。内装工事を発注したいお客さんと内装業者さんをつなげるマッチング、仲介業ともいえますね。
C)まさに三方良しですよね。どこかにしわ寄せがいくビジネスが多い中、このサービスをはじめて知った時にはよくできてるなと感心しました。
H)ありがとうございます。
カフェ内装一括見積りサービスがおすすめな理由
C)カフェのテナントを決める時って、突然決まることが多いんですよね。例えば、あそこのカフェが来月閉店して空くらしいよといった感じです。悩んでいるとあっという間に他に取られるので、すぐに判断して物件契約することになります。契約した後は、空家賃が発生しないように急ピッチに開業に向けて色々な準備にとりかかる必要があります。そんな時に、一人で、この内装業者が信頼できるかどうかを調べながら何社も相見積もりをとることはかなり大変なことで、それを代行でしてくれる外間さんのサービスは非常に助かります。
H)カフェナレッジさんがカフェを開業した時にはどのように内装業者を決めましたか?
C)えっと、正直に言いますと、私はたまたま内装業者の知り合いがいたので、お友達価格でお願いしました(笑)ただ、他の案件で内装工事の見積もりをとったことがあるのですが、同じ仕様でも内装業者によって何倍も見積もりが違っていて、相場があってないような感覚を覚えましたね。
H)カフェ内装工事の経験がない人がほとんどですもんね。相場がよく分からず不安になるお気持ちはよくわかります。
C)居抜きではなくスケルトンで一から作る場合、カフェの内装工事費は大体どのくらいするのですか?
H)どういったテーブルや椅子、厨房機器を設置するかによって変わりますが、一般的には一坪30万~60万と言われていますね。
C)ネットで調べると似たようなサービスを提供されている業者が他にもいますが、外間さんのサービスの特徴を教えていただけますか?
H)カフェ内装工事の実績が豊富な提携業者を100社近く抱えていることと、内装業者さんとお客さんの間にたってお客さんが言いにくいことをお伝えしたり質問したり、お客さんの相談相手になることができます。あと、内装業者さんによってはデザイン案を頂けます。
C)もしお客さんが直接内装業者さんにコンタクトをとっていたら、自分で断わる必要がある。それがお友達の紹介とかだと気まずいですよね。外間さんのサービスを利用すれば、そういう煩わしさから解放されるわけですね。
H)そうです。
C)やっぱりカフェの内装工事の経験があるところとないところでは成果物に違いがでたりするのでしょうか?
H)そうですね。例えば、家のリフォームを得意としている所に頼むと、材料を他の案件と合わせて大量に仕入れられる関係で確かに安く収まる。でもその分、あまりデザイン性のない内装になってしまうということはありますね。
C)なるほどー、見積もりの安さだけで選んでは危険ですね。イメージと違うものになっては本末転倒ですもんね。
H)その点うちは提携先が多くあるため、お客さんの望むデザインを依頼した時に、それを得意とする業者が手を挙げてくれます。お客さんにとってベストなご紹介ができるということです。お客さんの評価が悪かった業者さんは外していくため、質はどんどん向上しています。
C)精鋭揃いなのですね。もう一つ、「お客さんの相談相手」とは具体的にどんなことでしょうか?
H)例えば、A社とB社の見積もりに大きな隔たりがある場合、その理由をそれとなく内装業者さんにヒアリングして、お客様に説明したり、HPだけで内装業者さんを判断しがちなのでそれをフォローしたりですね。
C)言われてみると見積もりの価格だけでは判断できないところがありますね。
H)そうです。業界に対する知識や経験が必要ですね。
内装業者に好かれる見積もりの依頼の仕方
C)そうですねー。内装業者さんと良いコミュニケーションを取る秘訣ってありますか?
H)できる限り具体的に要望を伝えることですね。
C)それは絶対条件ですね。内装業者さんだって他の案件を抱えているわけだし。要望が具体的でないと見積もりもアバウトになりますよね?
H)そのとおりですね。そのためには、参考になるカフェの写真やテナントのレイアウトから、新装、改装、居抜きなのか、予算はいくらか、立地場所の情報などは最低限伝える必要がありますね。
C)他に注意点はありますか?
H)内装業者さんのアドバイスに耳を傾けないで、自分のデザインを押し付けることですね。
C)これはどのデザイン業界でもある話ですね。独りよがりにならないように気をつけないといけないですね。
C)ちなみに、どういう内装業者さんの成約率が高いのですか?
H)コミュニケーションに長けていて頻繁にコンタクトを取る方ですね。厨房機器をヤフオクで探す方法を教えてあげたりとか。インテリアをヤフオクで、代わりに落札してあげるという業者もいました。
C)そこまでしてくれるのですか!?頼もしいですね。その話で思い出したのですが、厨房機器とか冷暖房機とかは購入先で金額がかなり変わります。私は、ネットでごりごり検索して新古品を見つけて、内装業者さんが見積もりに計上している価格より5割ぐらい下げました。
H)一方で、腕がたって良心的な施工費だけれど、職人気質でコミュニケーションがとりにくい人がいます。こういった方は残念ですが成約しずらいですね。
C)逆に考えれば、こちらに対峙するコミュニケーション能力があれば、良いものが安く手に入る可能性があるわけですね(笑)
C)最後に、読者のみなさんの代わりに質問したい点があるのですが、本サイトを通すことで、逆に見積もりが高くなることはありませんか?
H)それはありません。内装業者としては営業コストが安くなるだけでなく、私からの依頼の場合は必ず競合がいることを理解していますから、むしろ安くなる傾向があります。気になる方は個人でも直接見積もりをとってみると良いと思います。
C)なるほど、うまくできていますね。それでは最後に、これからカフェを開業される方に向けてメッセージをください。
H)現実的にプランをたてるために、ぜひ一括見積もりサイトをご利用ください。
C)直球ですね(笑)カフェを開業したいと言われる方には、いつもロマンとソロバン、両方大事とアドバイスしていまして、適正価格の見積もりを得られる外間さんのサービスの利用価値は非常に高いと思います。本日は長時間ありがとうございました。