カフェの開業スケジュールでは空家賃にご用心

小さなカフェの開業・経営をアトオシするカフェナレッジです。カフェの開業スケジュールを立てるときは、「カフェの物件決めから開業までにすること」と「カフェの物件を決める前に準備しておくこと」に分けて考えると頭をよく整理できます。

カフェの物件決めから開業までのスケジュール

今回は、「カフェの物件決めから開業までにすること」の一般的なスケジュールをまとめました。バイトなどを雇う場合は、スタッフ募集もスケジュールに加わります。

なお借入がある場合は、不動産会社とは仮契約としておき、融資が決定したら本契約としましょう。また施工会社とも融資決定後に契約を結びます。

不動産会社や施工会社には、その旨を伝えておくと、融資が受けやすいように知恵をくれたり、配慮してもらえるかもしれません。

物件 物件探し 時間がかかるのは当然として、開業目標の半年、1年前から探す
契約条件の確認・交渉 原状復帰の条件等、後から知らなかったがないように
不動産契約 敷金(保証金)、礼金、仲介手数料、前家賃など大きな資金が必要
内装工事 店舗イメージの作成 テーブルや厨房機器等のサイズを調べながら、動線を考えた手書きの図面を書く。合わせて参考写真なども準備
見積り依頼 希望する店舗イメージを伝え見積もりを依頼。カフェ一括見積もり業者を使うのが便利
施工会社打合せ 予算に合わせて追加する項目、削除する項目を決定
施工会社契約 場合により契約時に2~3割の前払いが必要※契約前に、設計図面について営業許可の施設基準を満たしているか保健所で確認するのが確実
内装工事 セルフビルドを一部する場合は手伝ってくれる友人を確保
代金の支払い 工事完了後に工事代の支払い
什器等 厨房機器、テーブル等の購入 工事の進捗に合わせて店舗に届くように注文
電子機器(レジなど)の購入 訪日観光客のためにもWifiルーターは必須アイテム
調理器具、食器等の購入 食器は中々気に入る形がないので注意。撮影の為に購入は早めに
備品の購入 電球、伝票、お手拭、トイレ用品等の購入。百均でも十分揃う
インフラ 水道・ガス・電話等の契約 ネットが使える電話契約がおすすめ
仕入先 食材、珈琲豆、酒屋等の決定 生鮮食材は近所のスーパーが安いことも。酒等は知人の紹介を介すと仕入単価が安くなることが多い
宣伝広告等 料理や店内の撮影 チラシの効果が違ってくるのでプロのカメラマンに依頼するのがベスト
メニューブックの作成 得意の料理を注文したくなるようなメニューブックを作る
看板作り 他に埋もれない看板を作る。カフェのイメージを出すこと
ショップカード・チラシの作成・配布 店舗工事中は受け取って貰いやすいので早くから作って配る
ブログ等での告知 開業前からブログ記事をアップしていると興味を持って貰いやすい。FB等でのシェアも期待できる
営業許可 営業許可の申請・検査予約 保健所に申請書類を提出してもすぐにその検査に来ないので、工事完了予定日が分かり次第、はやめに検査日を予約しておく
営業許可の検査・交付 検査後、1週間から10日ほどで交付。交付されたら晴れて営業が可能に
届け出 各種届け出の作成・提出 詳しくはカフェ開業に関する届け出を参照

空家賃の発生はできる限り抑える

物件が決まってから、すぐに次のスケジュールに移行できないと、売上はないけれど賃料が発生するという状態、いわゆる空家賃の期間が長引いてしまいます。

例えば、4月1日に不動産契約したあとから内装業者を探しはじめて、相見積もりをとって打合せをしていたら、5月初旬ごろから着工になって、インテリアや厨房機器を配置できるようになってから、それらがだらだらと一個ずつ届き、営業許可の検査を受けて許可書が交付されたのがその一週間後で、カフェをオープンできるようになったのが6月下旬とか・・・。

空家賃の期間は、短ければ短いほど精神的にも金銭的にも健全です。カフェの規模にもよりますが理想は1ヵ月強、開業資金の借り入れがある場合は審査の時間を考慮しても2ヵ月前後に抑えたいです。

編集後記

カフェの店舗が決まってからは、やることがテンコ盛りであることと、スケジュールをうまく進めないと空家賃が長く発生する危険があることを理解しておいてください。次回は、これらのスケジュールを滞りなく進めるために、「カフェの物件を決める前に準備しておくこと(カフェをスムーズに開業するための準備リスト)」についてまとめます。